脂質異常症の診断と症状
動脈硬化の進行

動脈硬化の進行
LDLコレステロールが必要以上に増えると、どのように動脈硬化が進行していくのか、みてみましょう。

コレステロールを運搬するLDLが増えると、
血管壁に傷がつく
↓
その傷から、LDLが血管壁の中に入り込む

血管壁の中に入り込んだLDLは酸化LDLにかわる ↓ この酸化LDLが「悪玉」の正体です

「悪玉」酸化LDLを体内から片付けるべく、
体内の掃除屋であるマクロファージは
酸化LDLを自分の中に取り込む
↓
泡沫細胞という細胞に変身

酸化LDLを取り込んだ泡沫細胞は
血管壁に沈着
↓
軟らかく破れやすい「脂質プラーク」と
呼ばれるコブをつくる
↓
このコブが破れると、補修のために血小板が
集まって血栓(血液のかたまり)ができる

血栓(血液のかたまり)で血管がつまってしまう
↓
心臓の血管がつまったら・・心筋梗塞、狭心症
脳の血管がつまったら・・・脳梗塞
この状態になって初めて「目にみえる症状」になる