生活習慣病予防のために日常生活のポイント

生活習慣Reスタイルの極意―新しい自分をめざして
日々の生活をReスタイルすること=新しい自分になることは、生活習慣病の治療に大きく役立ちます。そのために、生活のさまざまな場面で変えられることはたくさんあります。医師から受ける生活習慣見直しのアドバイス(食事や運動習慣の改善など)以外で、一般的に見直しが必要なことを紹介しています。ぜひご覧ください。
レッツ Reスタイル!
その1:前向きに考える

いまより健康で素敵な人生が待っていると前向きに考えましょう。具体的な目標を掲げて、それが達成されたときの気持ちをイメージしてみましょう。「我慢しなくては」「辛いけど仕方ない」と考えていると、長続きしません。ビジョンが持続力を創造します。すぐに結果が出ないとあきらめずに、3ヵ月間、続けてみましょう。
一日一日、一つずつクリアしていきましょう。
そうすればきっと、「できる感覚」がつかめてきます。
その2:「これならできる!」をみつける

まず、「これならできる」と思う内容を、実行できそうなレベルから始めて「できる感覚」をつかみ、徐々にレベルアップする方法が確実です。「これからは絶対揚げ物は食べない!」なんていう、極端な目標を掲げるのはやめましょう。自分で決めたルールを守れなければ、「やっぱりもう無理だ」と途中であきらめてしまうことになりかねません。
家族や仲間を巻き込んだり、逆にひとりで密かに始めてあとで「あっ」と驚かせたり。 方法は千差万別。自分に適した方法をみつけることも大切なのです。
それでも自信がないあなたに
「食事、運動、その他・・・、たくさんありすぎて、どれから? 毎日はちょっと・・・」と最初の一歩が出ないときには、とりあえず達成目標「1日3つ」で始めてみましょう。たとえば、「朝と夜、駅から自宅をバスに乗らずに30分歩いた」で1ポイント、「昼食時、とんかつ定食ではなく、たらの煮つけ定食を選んだ」で2ポイント、「晩酌に普段は缶ビール2本のところ、1本にした」で3ポイント、これで今日の目標達成!という具合に。これなら毎日同じことを続けられなくても、何かしら今日できることを継続できます。できることをまず、3つ試してみましょう。
その3:あなたを守るのは、あなた自身

カラダに悪いことをいつまで続けますか? いまの生活を3年間続けたらどうなるでしょう。10年間続けたとしたら…? 10年後のあなたは家族や兄弟、友人たちと楽しく笑っているでしょうか。10年後、お子さんの身長があなたの肩より高くなっても、あなたが元気で若々しかったら、きっと一緒に歩きたくなるでしょう。さあ、今日から!
その前にちょっとひとこと
病気って嫌なもの。脂質異常症、高血圧、糖尿病などと診断されたら、だれだって落ち込みますよね。しかも、お酒は少量、脂っこいものはダメ、ストレス解消のタバコもダメ。これで落ち込まなかったら不思議です。このような気分が落ち込んだ状態が持続し、日常生活や社会生活に支障をきたしていたら、それはうつ病のサインかもしれません。まずは、うつ病について、正しく理解しましょう。
少しだけ生活パターンを変えてみませんか
「運動なんて面倒だ」「毎日運動する時間なんてとれそうにない」という方も、なるべく体を動かすようにしたいもの。日常生活のパターンを少し変えるだけでも、運動につながります。
- たとえば・・・
-
- 1.普段より少し大股で、早足で歩く
- 2.近所に出かけるときは、車や電車を利用しない
- 3.電車やバスでは座らない
- 4.電車やバスでは、1つ手前の駅で降りて歩いて帰ってみる
- 5.エスカレーターやエレベーターがあっても、階段を使うようにする
- 6.座っているときは、姿勢改善しながら腹筋を鍛える
- 7.買い物にはちょっと遠くのスーパーまで歩いていく
- 8.こまめな掃除を習慣化させる